こんばんは!吹田市リフォーム・リノベーションのえびす工務店やまおかです!

先週末はなんだか寂しいニュースが。。。

アントニオ猪木さんがお亡くなりになったそうで。。。

その昔、プロレスを見に行った時

それは小さな地方の会場で、今やおっさんのやまおかも小学生でした。

地方体育館の裏手、草木がたくさん生えている、蚊がたくさんいる藪の中。

蚊に刺されてとにかく痒い。

藪の中をずっと進み体育館の裏手にたどり着きました。

体育館の床付近にある風通しの窓が開いていて、そこからまだ開場前の会場で選手が練習している風景をのぞき見していました。(悪い子供ですね)

普段はテレビや雑誌で見ているような選手たちが汗を流しているのを、一緒に行っていた友人とともに「あっ!蝶野だ!」とかこそこそ言いながら見ていると、僕らの覗いている窓の前にこの世にこんな大きい足があるのか!?というぐらい大きな足が立ちふさがりました。

とはいえ、ここで声を出してバレても困る。怒られちゃうのはさすがにわかってますからね。

息を殺してそっとその場を去ろうとしたとき、木の枝を踏んでしまいバキバキ・カサカサと音が鳴ります。

マンガみたいな展開ながら心の中では絶体絶命と思い、汗が一気に噴き出す。

その時でした。

音に気付いた大足のつま先がこちらに向く。

次の瞬間、とがった顎だけが見える中

「おい!誰だ!なんだ!そっちにいないでここに来い!おい!」と。

思わず出る「すみません!」の声

大足さんは声で気づいたのでしょう。

そこにいるのはまだ子供なんだと。

そしてその場で腕立ての態勢をとった大足は改めてこちらを確認。

目と目が合う。顔を確認。

すると大足は「何見てんだ?えぇ?面白いか!誰が好きだ!何歳だ?うん?」

優しい笑顔と声で僕らに訪ねてきました。

「小学生です!猪木が好きです!面白いです!ありがとうございます!」

だったかな?もう昔の話で忘れました(笑)

でも、ひと時の会話をしたのははっきりと覚えています。

そして終わりに「気を付けて戻れよ!楽しみに待ってるんだぞ!ハハハ」

と豪快に笑って話が終わったのは覚えています。

アントニオ猪木は足も体もアゴも心も大きくて、強くて優しい人でした。

たった一回その一瞬。

もうそんなこと絶対本人は覚えていないだろうと思うのですが、少年が大人になっても忘れない大事な思い出をくれました。

あの時は本当に本当にありがとうございました。

ただひたすら残念で寂しいです。

合掌

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